2014年12月3日 07:00
冷えやすい女性に「よもぎ」がおすすめな理由を漢方のプロに聞いてみた!
「よもぎ」は、古くから私たちの生活になじみ深い植物です。お餅に練りこんで作るよもぎ団子をはじめ、てんぷらや薬味などさまざまな料理に用いたり、地域によっては入浴剤として活用されたりしています。また東洋医学で使用する"お灸"や、"漢方薬"でも理血類として使われ多くの方の健康を担ってきました。大人の味といわれることもあるぐらい、「よもぎ」そのものは相当苦みがあります。
実はこの「よもぎ」、日本中どこにでも自生している雑草なのです。銀座や丸の内といった大都会のビルの隙間にもしっかり根を張ることができる生命力にあふれた植物で、目にした方も多いのではないでしょうか。
○世界中で愛用されているよもぎ
また「よもぎ」は日本だけではなく、世界中で多くの種類が存在し愛用されています。
ヨーロッパでは"マグワート(Artemisia vulgaris)"と呼ばれ、薬草として用いられています。
学名のArtemisiaは、アルテミス(ギリシャ神話)という女神から取った名称で、豊穣と多産を司る"月の女神"と崇められているそうです。どういう経緯かはさておき、古代ヨーロッパではよもぎと女性の関係が深いことが推測されます。