くらし情報『列車ダイヤを楽しもう (22) JR京浜東北・根岸線、ダイヤに浮かび上がる「2つの都心」』

2014年12月7日 08:30

列車ダイヤを楽しもう (22) JR京浜東北・根岸線、ダイヤに浮かび上がる「2つの都心」

そして上下の中央の部分が最も濃くなっている。南浦和駅や蒲田駅などで折り返して、東京都心の列車本数を増やしているからだろう。朝のラッシュは午前10時まで及んでいて、山手線より終わりが遅め……というより、品川~田端間は山手線と京浜東北線が並んでいるから、ラッシュアワーの後半は京浜東北線が役割を分担しているといえそうだ。逆に夕方のラッシュアワーは山手線と違って18~19時台の密度が濃い。

拡大してみよう。

東京駅付近が最も列車の密度が高く、上下の端に行くほど密度が薄くなっている。京浜東北・根岸線の行先が多い理由も、やはり都心と郊外の輸送量の違いを物語っている。ただし、下のほうにも色が濃くなっている部分がある。
これは東神奈川~桜木町間だ。この区間には横浜線の電車が乗り入れている。横浜線はラッシュ時間帯だけではなく、日中も乗り入れているから、朝夕のラッシュアワーの間も帯状に濃くなっている。

日中の快速運転は青い線で示している。実際に通過運転する区間は田端~浜松町間。各駅に停まる列車よりも速いから、列車の線の角度が立っている。鉄道業界では、「スジが立っている」というそうだ。拡大してみると傾きの違いがわかりやすい。

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