2014年12月12日 12:00
脱社畜的「会社の歩き方」 (25) 気持ちよく前に進むためにおさえておきたい上手な会社の辞め方
とキッパリ言ってしまうのもよいですし、「新しい分野で自分の可能性を試してみようと思っています」といったような前向きかつ曖昧な表現でお茶を濁すというのもよいでしょう。
転職先や退職後に何をするかについて会社に話す・話さないの決定権は自分にあります。相手がいくら知りたいと言ってきても、こちらが言いたくないのであれば言う必要はありません。特に言っても問題がなく、積極的に知らせたいと思うのであれば言ってもいいでしょうが、少しでも嫌な予感がする場合は伏せておくのが無難です。
○引き継ぎはしっかりと、ただし線引きも必要
退職の意思表示をしても、それですぐに次の日から会社に来なくていい、というようにはなりません。普通は仕事の引き継ぎを行うことになります。引き継ぎはいい加減にやるべきではありません。伝えられることは漏れなく伝達し、必要なものはしっかりと文書化します。
もっとも、「会社に残っている人に一切迷惑をかけない」というレベルを目指してしまうと、やることは無限に拡大するおそれがあります。そういう意味では「線引き」も必要です。基本的に、退職の意思が受理された時点から「新しく何か仕事をする」ことを要求されたら、それは引き継ぎの範囲を超えています。