2014年12月12日 16:49
『友だちのピンチ、身近なおとなに話そう。』キャンペーン、トークイベントを実施
という自身の10代のころについて語る。加藤いわく「当時(約10年前、加藤ミリヤ16歳のころ)の悩みといえば恋の話ばかり。でも今16歳の子たちと話すと、ほとんどが友人関係の悩みばかりなんですね」と時代による10代の悩みの移り変わりを説明してくれた。
過去7年間の平均によると、中高生の自殺の原因・動機は学校問題が39.3%。特に進路問題、学業不振が全体の20%以上の原因になっているという。学校問題……もっともこれらは後日遺書や遺族からの聞き取りなどにより推測された結果に過ぎない。つまり学校での自分を取り巻く環境=友人関係が、その多くの原因と言って差し支えないだろう。
○キャンペーンの合言葉は「教室」
ここで、相談を受けた子供の行動指針となる「きづいて、よりそい、うけとめて、しんらいできる大人に、つなげよう」の頭文字をとった「教室」の説明が窪田先生を中心に行われた。
「当時は信頼できる大人なんていないと思っていた」という加藤。一方で「信頼できる大人になろう、彼ら彼女たちと同じ目線で話せる人に、と思って今がある」とも言う。「悩みは一種の安全装置。周りがまず、気づいてあげるのが大事。相談=ただ聞いてほしいだけのときもある」