2014年12月18日 20:17
「タバコ病」と呼ばれるCOPDの怖さ - 禁煙すれば防げる病気?
福地先生は、「少しでも早く禁煙を」と訴えます。
「禁煙によって、室内のPM2.5を平均して約60%も減らすことができます。既に初期症状が始まっている人も、禁煙後、半年程度でせきや痰は減りはじめます。炎症のない、タバコを吸わない人に近い肺に戻るには3年くらいかかるので、少しでも早く禁煙してほしい」
福地先生は「美肺延年」という言葉で、禁煙を呼びかけています。タバコを吸わない、きれいな肺は寿命を延ばす、という意味だそう。
「30代でタバコをやめれば寿命は6年延びるし、60代でやめても3年伸びます。タバコをやめるのは早ければ早いほど寿命は延びますが、年をとってからでも禁煙の効果はあります」
以前は「治らない病気」と言われていたCOPDですが、今は薬物療法や呼吸リハビリテーションなどの治療で、軽症のまま進行を抑えられる可能性も。COPDの初期はレントゲン撮影では見つかりにくいのですが、スパイロメーターという機器を使った呼吸機能検査を受ければすぐに診断できます。
息切れが気になり始めたら、すぐに呼吸器科を受診して検査を。
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