2015年1月8日 10:00
個人のアイデアを電子工作で商品へ、ルネサスとアレックスが共同で支援
ペンライトを振ったり、回転させたりしながら、LEDを光らせることで「バーサライト」と呼ばれる電光文字表示板となる。実演では例えば「ルネサス」という文字を表示してみせていた。また音声を拾って光る機能も備える。実際にカラオケボックスに持ち込み、歌声に連動して光り方が変わることを確かめてきたという。
○運転免許がなくてもクルマの運転を楽しめる
そして第1位(最優秀作品)に選ばれたのは、「シンクロナイズドドライビング」というタイトルの作品である。運転免許証を取得できない年齢の児童が、自動車を運転する気分を味わえるという楽しいガジェットだ。ハンドル、アクセル、ブレーキのほかにディスプレイを備えており、ディスプレイには実車と同様のメーターが表示される。
このガジェットを自動車の後部座席に取り付け、運転者が実際に自動車を走らせているときの動作に同期してガジェットを操作する。
ガジェットは操作の種類と量をスマートフォンに送信する。スマートフォンではクルマ情報APIのデータとガジェットの情報を比較し、運転者とどのくらい同期(シンクロ)しているかを「シンクロ率」としてディスプレイに表示する。
このガジェットの凄いところは、運転者の模倣をするのではない、という点だろう。