2015年1月22日 14:09
Cerevo、ライブ配信スイッチャー「LiveWedge」をついに正式発売 - 未だライバル不在の有望市場
Cerevoは21日、ライブ配信機能付きビデオスイッチャー「LiveWedge」の販売を正式に開始し、同社が入居する秋葉原の製品開発支援施設「DMM.make AKIBA」で報道関係者向けの発表会を開催した。価格は95,237円(税別)で、27日より出荷(事前予約購入者から順次)を開始する。
1080/60pのフルHDに対応した4系統のHDMI入力を搭載しており、映像と音声のスイッチング・ミキシングが可能。従来より映像編集機器として販売されているビデオスイッチャーの多くは、本体に搭載されているレバーや多数のボタン類を操作して映像の切り替えや合成を行うが、LiveWedgeは本体側の操作機能を最低限に絞り、無線LANで接続したタブレット上のアプリを利用してコントロールするのが特徴。また、同社の従来製品「LiveShell PRO」相当のライブ配信機能を内蔵しており、スイッチャー単体でインターネットへの映像配信が可能となっている。
映像のトランジションにはカット、ミックス、ディップ、ワイプが用意されており、ピクチャーインピクチャー(PinP)、クロマキーによる合成も可能。従来であれば子画面の大きさや挿入位置をツマミで調節する必要があったPinP合成も、多くのユーザーがタブレットで慣れ親しんでいるタッチ・ピンチの操作で行えるため、映像機器の初心者でも比較的容易に習熟が可能となっている。