くらし情報『3Dプリンタで出力する「デジタル原型」はフィギュア造形をどう変える? - ワンフェス2015[冬]』

2015年2月10日 12:15

3Dプリンタで出力する「デジタル原型」はフィギュア造形をどう変える? - ワンフェス2015[冬]

続いて、デジタル原型を始める人にとっては気になる部分であろう、「デジタル原型のメリット・デメリット」について紹介。メリットには、製作期間の早さや、脚の左右対称などで活用できるシンメトリ・ミラーの効果、模様などのパターン的なものの作りやすさが挙げられた。一方デメリットとしては、出力費用が高価になることや、3Dプリンタの精度が商業用のフィギュア原型に完全に対応できるところまでは達していないことがある。そのため出力後に、CG画面上と出力後の見え方の違いを補うための手修正が必要な場合がある。出力するまでスケール感がわかりづらいという側面もあるが、これは経験を重ねることでわかってくるそうだ。

3Dプリンタでの立体出力については各方式が紹介されたほか、実際に作業をしている写真を使って、立体出力後の手修正が行われる様子も説明された。「デジタル原型」と言うとCG制作技術のイメージが先立つが、手原型の知識を持っていることが重要なのだという。最後は「デジタル原型製作の流れ」として、写真を交えながら製作過程を細かく紹介。
基本的なやり方は手原型と変わらず、その工程がCGになると理解すれば良いとのことだ。CGでは左右均等にするためTポーズで製作を進めることが多いということや、靴ひものパーツなどは、反転コピーを取ることにより手原型よりも効率的に作れることなどが特徴だ。

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