2015年2月13日 19:00
今年も混戦必至! 第87回アカデミー賞受賞作品を大予想!
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エディ・レッドメイン(『博士と彼女のセオリー』)
俳優賞のポイントとして、オスカー会員は“実在の人物"を演じた俳優を評価する傾向にある。しかも肉体改造や特殊メイクなど、役柄本人とのギャップが大きければ大きいほど、だ。ノミネート5人のうち、実在の人物を演じたのはマイケル・キートン以外の4人。
中でも、車いすの天才物理学者スティーヴン・ホーキング博士を演じたイケメン俳優エディ・レッドメインの渾身の演技は鳥肌モノだ。ALSが発症し、身体の自由が奪われていく過程を繊細に演じ、最後に見せる“瞳"の演技には涙腺を刺激される。
オスカー受賞は確実かと思われるが、もうひとりの有力候補とされるのがマイケル・キートンだ。かつてヒーロー映画で一世を風靡した冴えない中年俳優という役どころは、ティム・バートン版『バットマン』で主演するも賞レースとは無縁だったキートン本人のキャリアを連想させる。つまり自分をセルフパロディしたような役で、役作りをこえた妙なリアリティがある。
若手レッドメインの初オスカーか、それとも中年キートンの復活か、注目したい。
○主演女優賞ノミネート
マリオン・コティヤール(『サンドラの週末』)