2015年2月19日 12:00
セキュリティのトビラ (17) アノニマスのトビラ(3)
「アノニマスとは何か?」について解説する集中連載の3回目。今回は、過去に日本がターゲットになった作戦の誤認について説明します。
著者プロフィール
○辻 伸弘氏(Tsuji Nobuhiro) - ソフトバンク・テクノロジー株式会社
セキュリティエンジニアとして、主にペネトレーション検査などに従事している。民間企業、官公庁問わず多くの検査実績を持つ。
また、アノニマスの一面から見えるようなハクティビズムやセキュリティ事故などによる情勢の調査分析なども行っている。趣味として、自宅でのハニーポット運用、IDSによる監視などを行う。
Twitter: @ntsuji
○過去の事件振り返り
筆者はアノニマスなどの特定の組織や団体、集団を擁護しているわけではありません。この集中連載では、事実を事実として皆さんに知っていただければと考えています。
アノニマスのトビラ(1)
アノニマスのトビラ(2)
2012年6月20日、参議院本会議で違法ダウンロードの罰則化を含む改正著作権法が成立したことに対し、それに抗議すべく「OpJapan」という作戦が25日に立ち上がりました。
しかし、ややこしいことに国内のアノニマスが、同じ名前の作戦を16日に立ち上げていたのです。