くらし情報『黒髪と太眉が流行の兆し - 社会経済との関係性を考察』

2015年2月26日 17:30

黒髪と太眉が流行の兆し - 社会経済との関係性を考察

もともと男性は女性よりも相手を守りたいという養護欲求や、相手を思い通りにしたいという支配欲求が強いといわれています。つまり、女性は男性に対してかわいらしく守ってあげたくなるような女性を演じることが、不景気で先行き不透明な社会を生き抜く術なわけです。

いま、黒髪と太眉が流行し始めているということは、社会経済が回復に向かっている証拠なのかもしれません。ファッションを一過性の流行廃りとみるのではなく、人々の心理や社会のありさまがあらわれていると思って見ていくと、とてもおもしろいと思います。

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○著者プロフィール

平松隆円
化粧心理学者 / 大学教員
1980年滋賀県生まれ。2008年世界でも類をみない化粧研究で博士(教育学)の学位を取得。京都大学研究員、国際日本文化研究センター講師、チュラロンコーン大学講師などを歴任。専門は、化粧心理学や化粧文化論など。
魅力や男女の恋ゴコロに関する心理に詳しい。
現在は、生活の拠点をバンコクに移し、日本と往復しながら、大学の講義のみならず、テレビ、雑誌、講演会などの仕事を行う。主著は「化粧にみる日本文化」「黒髪と美女の日本史」(共に水曜社)など。

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