くらし情報『巨人Intelに挑め! - 1GHzを突破せよ (1) とある男の回顧録』

2015年3月2日 11:00

巨人Intelに挑め! - 1GHzを突破せよ (1) とある男の回顧録

1994年、1995年あたりというと、AMDがリバースエンジニアリング(後程述べる)で開発したAm486プロセッサを出荷中、その間AMDは独自開発のK5で悪戦苦闘、そして1995年の突然のNexGen買収(この辺の事情も後述の予定)、市場では、AMD、NexGen以外にもCyrix、 IDT、 VIAなどの会社がIntel互換プロセッサの開発にしのぎを削っていた時代である。

そのころ私は日本AMDでマーケティングの仕事をしていた。1986年の入社であるから既に入社10年になるかという時期である。そのころ業界では、PC/ATの登場後、雨後の竹の子のようにAT互換機メーカーが(今のHPの一部となったCompaqなどはこの時に登場した)現れ、PCがいよいよコンピューターの、遂には電子機器全体の中心プラットフォームとなりつつあった時代であった。その変化に対応するように、以前は半導体デバイスのデパートのようだったAMDは、そのフォーカスをはっきりPC用のマイクロプロセッサに絞っていた。

そのころ時代は、Wintelという言葉が示す通り、OSはWindows(マイクロソフトがWindows 95 OSR 2.1をOEM向けにリリースしたのは1996年10月)

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