2020年10月29日 19:19
井頭愛海、鬼の難役で流した涙と心の支え「気持ちがあふれ出た」
お芝居だけではなくて、私の本当の思いとも重なって忘れられないシーンになりました。ももかの一番成長したところを見せられる場面でもあったので1カ月ぐらいずっと悩んでいて、自分の心も解放できて気持ちがあふれ出てしまいました。
過去にもそういう感覚になったことはありましたが、今回はずっとももかの気持ちに……。1カ月ぐらいの撮影でずっと地方にいて、「本当にこのままで大丈夫なのか」と不安も感じながら、ちょっとずつ自信をつけていった自分が、劇中のももかとリンクしたんだと思います。
――芸能界入りして8年。常にそういう不安と向き合ってきたんですね。
自信がある時はあるんですよ(笑)。でも、不安を解消するために事前にしっかりと準備しておきたいタイプです。
全然器用じゃなくて、むしろ不器用。何かをするにしても、人より多くの時間がかかってしまうことが多くて。そういう「不器用さ」も、ももかと通じる部分があったのかなと思います。私自身、ももかと同じで自分の中で解決するというよりは、友人や両親に悩みを打ち明けて、励ましてもらうことがほとんど。「こんなところで負けてられない!」と言い聞かせて切り替えています。
○■朝ドラ『べっぴんさん』の思い出
――映画では支えとなる人がたくさん登場しますが、井頭さんにとっての恩人は?
やっぱり、両親はずっと前から支えてくれているというのはすごく感じていて。