2015年3月27日 10:16
もはや通常のウイルス対策だけでは不十分! - "ホワイトリスト型" の活用を
不正送金や遠隔操作など個人、法人を問わず様々なウイルスやマルウェアの被害を受ける可能性が高まるなか、家庭でもすぐに実現できる強固なセキュリティ環境の構築方法について識者らによる解説が行われたのが、去る3月15日(日)に東京・秋葉原で開催されたセミナー「あなたのPCは安全?動作が重い?自宅でもできる次世代セキュリティ対策 ― DefensePlatform書籍出版記念セミナー ―」だ。このセミナーの講演でハミングヘッズの顧問 石津広也氏は、「これまでできなかった防御を可能にする純国産セキュリティ」をテーマに、アンチウイルスソフトを中心としたこれまでのセキュリティ対策では難しかった未知の脅威からPCを守る方策を「DefensePlatform」の解説を通して披露した。その模様をレポートする。
○アンチウイルスソフトの限界と現在進行形の新たな脅威
創業15年の技術ベンチャーで、純国産のセキュリティソフトメーカーであるハミングヘッズ。その最大の強みは、WindowsAPI監視に関する特許を有しており、プログラムに不正動作をさせない技術を製品に実装できる点にある。Windows上で動くソフトウェアはすべてAPIを使用するため、そこを監視できれば、ソフトウェアの挙動を完全に把握し、そしてコントロールすることが可能となるのである。