2015年4月25日 12:00
ライゾマティクス・齋藤氏が語る、次に"来る"テクノロジーと"温度のある"メディアアート-六本木アートナイト2015
と言ってもらえるような見栄えにした、という感じです。
――インターフェースは優しいですが、仕掛けはいつもどおりのライゾマティクス、というところでしょうか。
はい、そんなところです。
●「次に来る」テクノロジーとアートナイトの夜明けの先
――これまで、さまざまな作品でドローンやプロジェクションマッピングなどの先端技術をこれまで用いてこられましたが、齋藤さんが「次に来る」とお感じになっているものはなにかありますか?
そうですね、プロジェクションマッピングひとつ取っても、僕たちがきゃりーぱみゅぱみゅの演出(KDDI)を行った時期とは、かなり見られ方が変わってきていますね。IoT(Internet of Things/さまざまなモノをインターネットによって接続することによって生まれたシステム)といったキーワードをはじめ、さまざまな側面が語られていますが、単にアナログなモノをデジタルにするだけで、かなり面白くなると思っています。最近弊社が手がけた例としては、NIKEと行った全面LEDのバスケットコートがあります。今までメディアではなかったところにあえてメディアを埋め込むことで、教育的な視点やエンターテインメント的な視点など、多様な見方による面白さが出てきます。