くらし情報『ディープラーニングの先にあるものとは? - 東大 松尾准教授が語った人工知能の未来(前編)』

2015年5月29日 10:49

ディープラーニングの先にあるものとは? - 東大 松尾准教授が語った人工知能の未来(前編)

しかし、なぜ、これらを無視して良いのか、その知識をどのように記述するかという問題も出てくる。

さらに、人間は、縞と馬の知識があれば、動物園で初めてシマウマを見た時にも、これはシマウマと分かるが、シマとウマという言葉とその実体との対応が分かっていない(シンボルグラウンディングング問題)コンピュータには、このようなことはできない。

知識を書けば賢くなるが、知識を書くのがとても大変というか、これって本当にできるのか? ということで1995年ころからAI研究は下火になり第2の冬の時代に突入した。

これまでの人工知能の壁は、表現の獲得の壁で良い特徴量とそれによって定義される概念を作る作業はコンピュータには出来ず、人間がやるしかなかった。

(次回は6月1日に掲載予定です)

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