2015年6月4日 10:05
アダルトサイトのワンクリック詐欺にひっかかるのは日本人ばかり--Symantec
シマンテックは5月31日、日本人を狙った新たなワンクリック詐欺が登場したとセキュリティブログで詳細を説明した。
日本語でのワンクリック詐欺は後を絶たないのが現状だという。2015年初頭には、スマートフォンのブラウザをロックしたうえで、詐欺師が設定したサポートセンターに電話するよう仕向ける手口が登場した。
今回見つかったワンクリック詐欺の手口は、ユーザーがアダルト動画を再生しようとすると、あたかもOS側が有害であると警告を出すように見せかけ、ユーザーに詐欺アプリをインストールさせるというもの。
具体的には、アダルト動画サイト上で動画を再生すると、「この種類のファイルはお使いの端末に悪影響を与える可能性があります」と表示が出て、「player.apk」をダウンロードするように指示が出る。
アプリをインストールすることで端末内に詐欺アプリが入り込む。アプリを実行すると、会員用ページが開き、アダルト動画のリストが表示される。しばらくすると、ユーザーが契約したことになっている登録についての情報が表示され、料金の支払いを求められる。
今回の詐欺では、支払い方法としてクレジットカードが求められている。