2015年6月12日 09:55
エンタープライズ0.2 - 進化を邪魔する社長たち - (321) ギャンブルに見るダメ人間0.2
○山里亮太のクズ論
先月末の5月30日(土)、東京ドーム近くの研修センターで「クズ養成講座」なるイベントが開催されました。午前10時30分より始まった講座は「パチンコ・スロット」にはじまり、「麻雀」「競馬」「友人からのお金の借り方」「酒・タバコ」の順番で5限までの長丁場。
講師は「プロ雀士にもなれない本物のクズ」が担当するとのことで受講料は3400円。プレスリリースが流されたときは、ネット界隈の一部で話題になっていましたが、見出し先行のいわゆる「ネタ」として消えていました。
これを先週発売の「週刊新潮」がモノクロのグラビアページで取り上げます。ネット用語でいう「釣られ」てしまったのでしょう。実際、この手の「ネタ」を好むネット媒体でも、取材し、報告していたのはわずかです。
とあるお笑いタレントさんは、「クズ養成講座」を取り上げたラジオ番組で「お金払ってまで学びたい人はクズじゃない」と指摘します。
その通りです。ただし、発案者には「クズ」の匂いが漂います。クズとはいわば「社会人0.2」。クズの生態を知っておくことは、健全な市民生活を過ごす上で、役に立つかも知れません。立たない方が幸せですが。