2015年6月16日 11:39
業界に衝撃を与えた「永久保証」から一年。果たしてその成果は?
とコメントしていた。同社だけでなく、業界全体を見渡しても前例のない挑戦なのだから、それも当然だろう。
実際、永久保証サービスをスタートして2日目に、早くも先行きが危ぶまれる出来事があったのだという。
「木製の高級iPhoneケースを購入された方が、その後すぐに落として壊したということで持ち込まれたのです。もちろん交換させていただきましたが、そのときはさすがにちょっと日和りましたね(笑)」(田村社長)
しかし、何カ月か永久保証を運用してみると、懸念していたような事態にはならなかった。保証のために価格を上げることもなく、店舗の運営に影響が出ることもなかったという。
「基本的にSHOWCASEでは簡単に壊れるような商品は販売していません。販売している商品はどれも丈夫で、しっかりとした品質のものばかりです。
永久保証サービスは、それができるくらい品質に自信を持っていることの表明なのです」(田村社長)
それでも、木のケースやガラスフィルムなどは、どうしても壊れるときは壊れてしまう。そんなとき、顧客は壊れた製品を店舗に持ってくるのだが、誰もが一様に不安そうな表情をしているのが印象的だと田村社長は言う。