2015年6月16日 22:50
玩具業界は『妖怪ウォッチ』&『アナ雪』効果で過去10年間最高の売り上げに - 日本おもちゃ大賞2015
知育・教育玩具は、前年度比104.2%。特に砂玩具の『キネティックサンド』などが人気となった『プリスクール』、『レゴブロック』の伸びが目立ったブロック、海外ブランドを中心に伸びた木製玩具などの分野が好調。そのほか、『TAMAGOTCHI 4U』などのハイテク系トレンドトイ、『プラレール E7系北陸新幹線かがやき』などのレールトイ、『アナと雪の女王』を中心にディズニー関連の商品が伸びたジグソーパズル、「ガンプラ」「ミニ四駆」が牽引したプラモデル、『ムーミン』や『モンチッチ』などぬいぐるみも売れ行きを伸ばしているという。
反面、『妖怪ウォッチ』や『アナと雪の女王』人気の影響で、ほかの男児キャラクター玩具や、女児キャラクター玩具、トレーディングカードは苦戦を強いられた。季節玩具トータルでは、スポーツトイやアウトドアトイの貢献により、前年度比98.2%にとどまったものの、玩具花火やサマートイ・サマーグッズは、昨夏のゲリラ豪雨や歴史的な日照不足などの天候不順により、ともに前年より10%の売り上げ減を余儀なくされた。2014年度の総括としては、国内の玩具市場規模は店頭価格ベースで7,367億円。