2021年4月19日 08:00
佐藤健 VS 新田真剣佑、360度セット&125カットの『るろ剣』決戦シーン! 撮影のポイントは?
縁のすべてを破壊しつくすような攻撃性を描くためには、それを受ける剣心を撮るだけでなく、周りのものが壊れたりとか、そういう表現は必須なものになってくる」と、125カットにも及ぶ決戦シーンのすごさの秘密を語った。
実際に同シーンに挑む新田について、大友監督は「この役で、センセーショナルな彼のアクションと、その身体能力の素晴らしさを見せられると思ったし、とても繊細な芝居力も備えていますからね。姉への想いを抱えて1人佇むシーンとか、その姿勢は造形的にも美しく、一方で若さゆえに、ちょっとしたことでバランスを崩しそうな、縁の不安定さをもしっかり体現している」と絶賛。アクションについては「大きくて正確」と評し、「元々空手もやっていて素養もある。僕らも経験則上、素養があるからといってアクションが出来るわけではないということは何度も痛感しているけど、真剣佑の場合、ちゃんとキャラクターから入って、縁らしい立ち回りを考え尽くしているし、アクション練習にも、真摯に謙虚に取り組んでくれた。そのまっすぐで端正な立ち回りからは、こじんまりとまとまったアクションとは遠く離れた、澄み切った殺気を感じられる気がします」と表現する。