もちろん、挑戦してみた結果としてモチベーションが高まるということもあるでしょうが、モチベーションは科学的に理解することができるものです。モチベーション生成の仕組みを知ることで、自分なりにモチベーションを高める方法を見つけることができますよ。
ーーモチベーション生成の仕組みを理解することが鍵なのですね。その仕組みとはどんなものなのでしょう?
それでは、「期待」という概念をベースにしたモチベーション生成の理論を簡単に紹介しましょう。「期待」とは「こうすればこのような結果が得られるだろう」という見込みのことです。「勉強すれば、今度の資格試験には8割方合格できるだろう」といったものですね。しかし、「勉強すれば合格できるだろう」という期待があったとしても、合格することに魅力がなければ勉強をする意欲は湧いてきません。つまり、結果に魅力がなければ意欲が高まらないのです。
意欲の在り方は、行動が結果につながるという「期待」と、それによって生じる「結果の魅力」によって決まっていると言えます。この理論は、もう少し複雑な形で定式化されており、実際にモチベーションの強さを測定する研究もなされています。
○5つの方法でモチベーションを上げてみよう
ーーところで、誰でも簡単にモチベーションを上げられるポイントはあるのでしょうか?
大きく分けて5つの方法があります。