くらし情報『祝・世界遺産! 国内19番目の「明治日本の産業革命遺産」全23資産を一挙紹介』

2015年7月5日 22:37

祝・世界遺産! 国内19番目の「明治日本の産業革命遺産」全23資産を一挙紹介

萩城下町には高杉晋作旧宅や木戸孝允(桂小五郎)旧宅など、幕末の志士たちの関連史跡が多くあり、その城下町から少し離れたところに吉田松陰の主宰した松下村塾がある。

○日本の近代製鉄発祥の地より - 橋野高炉跡(岩手県)

今回の世界遺産は東北にもわたる。それが、日本の近代製鉄発祥の地である岩手県釜石市の「橋野高炉跡及び関連遺跡」だ。西洋の技術書からの情報を参考にして洋式高炉を建築し、日本で初めて連続出銑に成功した。その流れを受けて、後に八幡製鐵所で近代製鉄が確立されていったという。

○唯一現存する幕末の反射炉 - 韮山反射炉(静岡県)

最後は、静岡県伊豆の国市にある耐火レンガで覆われた「韮山反射炉」。この反射炉は、実際に稼働した幕末の反射炉として国内で唯一現存するものとなっている。建設にあたっては、西洋の書物をもとにしながらも日本の伝統技術が用いれたとされている。


これら23資産が今回、新しく"日本の宝"と世界遺産に認定された。現在も稼働している工場などは一般の来場が制限されるが、場所によってガイドツアーを設けているところもあるので、事前に各エリアについて調べてから訪れることをおススメしたい。協力: 世界遺産アカデミー研究員本田陽子

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