2015年7月18日 09:00
『トイ・ストーリー』から20年、名作を生み続けるピクサーの秘訣とは? - 20周年作品監督明かす
――『トイ・ストーリー』から長編アニメーション20周年。第1作から関わっているピートさんは、この20年を振り返ってスタジオの成長や変化などをどう感じていますか?
ピート・ドクター(以下ピート):ピクサーに在籍して25年。『トイ・ストーリー』の制作初期から長編の歴史を見てきましたが、最初はビジネスというよりも、ガレージで仲間が集まってワイワイやりながら自分たちの大好きな映画を作っているという感じでした。『トイ・ストーリー』は120人くらいで作っていたのが、今は1,200人くらいで作るようになり、規模は大きくなっていますが、日々の感じはまったく同じ。みんな楽しいからやっているんです。
ロニー・デル・カルメン(以下ロニー):『インサイド・ヘッド』も、最初は自分とピートとプロデューサーのジョナス・リヴェラだけ。3人で作り始めたんです。
ピート:僕らが楽しんでいる感じが、映画越しに伝わるとうれしいね!
――ピートさんは、ピクサーに25年在籍しているからこそ自分はこうなれた、と感じているところは?
ピート:背が伸びたんだよ! ピクターにいたから(笑)。
ってのは冗談で、ストーリー作り、キャラクター作りは、ピクサーにいる間に学んでいったことですね。