2015年7月23日 15:42
Raspberry Piで大人の自由研究:第1回 「そこへスズメが飛んできた」
海上:「てなわけで、『スズメ激写装置』を作りますよ!」
I氏:「……もう少し、なんかこう、あるでしょ? グッとくる絵面というものが」
海上:「スズメのかわいさたるや(以下略)」
I氏:「ああ、もう、わかりましたよ。スズメでいきましょう、スズメで」
○そもそも「Raspberry Pi」って?
作りたいものはなんとなくわかったけれど、そもそもRaspberry Piって何? 本当にだいじょうぶなの? という声が編集部のある東京・竹橋方面から聞こえてくるので、かんたんに説明しておこう。
Raspberry Piは、英国のラズベリーパイ財団が開発および仕様を定義する、ARMアーキテクチャを採用の小型コンピュータ。いわゆるパーソナルコンピュータに求められる機能はカードサイズ(67.6×30mm)の基板にすべて実装されており、4基のUSBポートやGPIOポート(40ピンの入出力端子)で機能を拡張できる。電源はUSB Micro-Bで供給、モバイルバッテリーを使えることがポイントだ。最新モデルは2015年春発売の「Raspberry Pi 2」で、CPUに900MHz/4コアのARM Cortex-A7を採用、メモリはLPDDR2 SDRAM 1GBを積む。