2015年8月5日 12:00
「Splatoon(スプラトゥーン)」のイカしたデザインのひみつ(前編)
、井上精太氏(アートディレクター)の両名からお話を伺った。
※本稿では、スプラトゥーンをプレイしているデザイナーやイラストレーター、サウンドクリエイターなどの協力を受け、彼らが同作に向ける「クリエイターの視点」をヒントに、同じくプレイ中の筆者が質問を構成。適宜クリエイターからのコメントを引用しながらお届けする。
――プレイヤーの操るキャラクター「インクリング」について、ゲーム開始直後に「ボーイ」と「ガール」から選ぶことになります。アメコミ風でありながらかわいい要素も含まれたデザインになっていて、その容姿に愛着を持たれているクリエイターの声もありましたが、プレイヤーキャラがこの容姿に決定した理由を教えてください。
■デザイナー・27歳・男性■お気に入りのブキ:カーボンローラーかわいさを全面に押し出したキャラクターはアピールが強すぎて引いてしまう方なのだが、スプラトゥーンのキャラクターには媚びないかわいさがあって、愛着が持てる。アメコミテイストは日本では受けない傾向が強いが、それをうまくアジャストできている。特に、インクリングの目の周りが黒いのはかなりデザイン的に挑戦していると思う。
井上 :
インクリングの「ヒト」