くらし情報『日本のITはダブルスタンダードになっている - デル新社長 平手氏』

2015年8月24日 10:00

日本のITはダブルスタンダードになっている - デル新社長 平手氏

ただ、どちらのほうが良いということは、いえないと思います。

--7月の社長就任会見では、インフラに注力していく旨のことをおっしゃっていましたが、具体的にはどのようなことですか?

日本のお客様は早い段階からカスマイズされたIT環境を作ってきたという経緯がありますので、島ごとにサーバやOSが異なり、水平方向での統合に対して課題を抱えている企業が多いと思います。最近はクラウドへの移行も始まり、オンプレミス(レガシーシステム)とのハイブリッドが注目されていますが、実際には、ダブルスタンダードになってしまっていると思います。本来は順次管理コストが減り、新規事業に投資できる金額が増えていかなければなりませんが、現在は一時的にダブルスタンダードになっているため、管理コストが逆に増えているケースがあると思います。こういった部分でオンプレミスとクラウドとのデータ連携をとり、機動力を高めるようなインフラやセキュリティを提供していくことが必要だと思います。アプリの部分については、パートナーさんと一緒にやっていきたいと思います。

--社長会見でおっしゃっていた「業務に役立つソリューション」とは、どのようなものでしょうか?

同じ業務の結果を安く、早くやるのもイノベーションですが、これはコスト削減による効果であって新たな利益を生み出してわけではありません。

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