くらし情報『10年間で胃がんを罹患する確率はどのくらい? - 国立がん研が調査結果を発表』

2015年9月3日 18:03

10年間で胃がんを罹患する確率はどのくらい? - 国立がん研が調査結果を発表

10年間で胃がんを罹患する確率はどのくらい? - 国立がん研が調査結果を発表
国立がん研究センター(国立がん研)は9月2日、多目的コホート(JPHC)研究から10年間で胃がんに罹患する確率について予測モデルを作成したと発表した。

同研究では、研究開始時(1993年)に血液を提供してもらった約1万9000名を、2009年まで追跡調査を実施。同予測モデルはその結果を元に作成されたもので、具体的には胃がんのリスク因子としてよく知られるヘリコバクター・ピロリ(H.p.)の感染の有無と萎縮性胃炎(AG)の有無についてそれぞれ血液の測定値から判定し組み合わせた「ABC分類(A群からD群に分けられ、H.p.とAGなしがA、H.p.有りでAGなしがB、H.p.なしでAG有りがC、両方有りがDとなっている)」や、H.p.感染以外のリスク要因として知られる喫煙や高塩分食品、胃がんの家族歴などを基に構築されたもの。

この結果、男性の10年間で胃がんに罹患する確率は0.04%(40歳、ABC分類:A群、他のリスク因子すべて無し)から14.87%(70歳、ABC分類:D群、他のリスク因子すべて有り)と計算されたほか、女性での同様の確率は0.03%(40歳、A群、他のリスク因子すべて無し)

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