2015年9月18日 10:06
自分のブランドを作る時代へ! - セーレン、バーチャル試着も可能なパーソナルオーダーシステムの展開を開始
の誕生があるという。
同技術では、自社開発した繊維用インクジェットプリンターを中軸として繊維生産の全工程をIT制御することにより、短納期化や多品種化、小ロット生産、在庫レス生産が可能に。ウールやシルク、コットンなどの天然素材、ポリエステルやナイロンといった合成素材、両者を組み合わせた複合素材などあらゆる素材を使った生産に対応し、1,677万色のフルカラープリントによる表現力によって付加価値の高い商品の生産ができる。また、従来の繊維生産工程に比べて水やエネルギーの使用量を1/20に抑えることも可能だ。
セーレン 代表取締役会長兼最高経営責任者の川田達男氏は、同ブランドを開発した背景として、情報化社会の成長によってファッション業界もビジネスモデルの転換が求められていると説明した。
「ファッション業界を取り巻く環境は、これまでの工業社会から情報社会へと大きく移りつつあります。大量生産で商品を生み出し流通させていたマスの時代、オン・スケジュールの時代から、必要なものや欲しいものを必要なときに届けるパーソナルの時代、オン・デマンドに変化し、サプライヤーが主導権を握る時代からユーザーが主導権を握る時代になりました。