2015年9月24日 11:00
東京近ブラガイド 谷根千編 (5) 江戸の粋を受け継ぎ、庶民の生活を支え続ける「菊寿堂いせ辰 谷中本店」
「特に千代紙はヨーロッパの方に人気で、みなさん目を輝かせながらご覧になっています。谷中本店から歩いてすぐのところにある千駄木店では浮世絵も取り扱っています」(山崎さん)
千代紙の他に、ガーゼタオルや風呂敷、ご祝儀袋などさまざまな和雑貨も豊富に取り扱う。自分用としてはもちろん、お土産やお中元・お歳暮などのご進物、ちょっとしたお礼などにも人気で、普段使いの店としてご近所の人からもよく利用されている。
「谷根千はこの数年で本当に観光地化しました。以前よりもずっといろいろなところからいらっしゃるようになったのは事実です。しかし、うちの先代は、『気取っていてはいけないんだ。ちょっと行ってくるわね、とサンダル履きで来ていただけるようなお店にしなくてはいけない』というのが常々の考えでした」(山崎さん)
江戸時代からの伝統を受け継ぎながら決して気取ることはなく、今も昔も庶民の生活に寄り添い、愛される店・いせ辰。あなたの生活にも粋を取り入れてみてはいかがだろうか。
●お店データ
菊寿堂いせ辰 谷中本店
東京都台東区谷中2-18-9
年中無休
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