くらし情報『知っているようで知らない「高額療養費」と「傷病手当金」』

2015年10月14日 13:40

知っているようで知らない「高額療養費」と「傷病手当金」

○病気で自宅療養しても傷病手当金がもらえるの?

また、それ以外にも、病気などの療養で長期間仕事を休まなければならないことによる収入減のリスクをカバーする公的な保障制度として傷病手当金制度があります。これは病気などで会社を4日以上休んだときにお給料が払われない期間の保障が受けられる制度です。もらえる手当金は1日当たりお給料の日額(標準報酬日額)の3分の2。最長で1年6カ月にわたって受け取ることができます。傷病手当金は会社などの健康保険に加入している人が対象なので、国民健康保険に加入している人はありません。つまり、自営業者などは病気で休んだときの収入の保障を自分自身で考えておく必要があります。

○医療保険でカバーしなければならない本当のリスクとは?

このように、日本の公的健康保険制度はかなり充実していて、病気などでの経済的リスクはかなりの部分がカバーできるようになっています。

ただ、入院が必要なケースでは、この制度の適用外のさまざまな支出がかさむことがあるので注意が必要です。
そのひとつが食事代。入院時の1食あたりの自己負担は260円。1日3食で780円となっています。この入院時の食事代負担は、今後2018年までの段階的な引き上げが決まっていて、来年度は360円、最終的に2018年までに460円に引き上げられることになっています。

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