2021年10月22日 19:00
宮脇咲良のHKT48卒業コンサート、dTV国内独占配信の舞台裏とは?
dTVではa-nationのライブ配信をしていたこともあるので、シミュレーションはできています。そのほかにも、5Gに向けてマルチアングル機能などを導入した「新体感ライブ CONNECT」でユーザーさんの動きによってシステムにどのような負荷がかかるのかなど、そのあたりのノウハウは今回にも生かされています。
――コロナ禍によって、オンラインライブも音楽の楽しみ方の1つになりました。
山下:そうですね。ライブは、チケットを購入した瞬間からストーリーが始まっています。1カ月後にどのような服を着て誰と行くのか。事前に物販をチェックしたり、前回のライブを観て気持ちを盛り上げたり、PVを観ながらセットリストを考えてみたり。そうやって余韻に浸りながら当日を迎えることも、ライブの醍醐味の1つです。
その体験をデジタル上でユーザーさんに届けることは、常に意識しています。
今回は、タワーレコードさんでパッケージ商品も販売しました。クリアファイルに視聴コードが入っていて、それを登録するとデジタルで購入するのと同じようにコンテンツを観ることができます。特典には生写真を付けました。卒業前の最後の生写真を手にすることも、ファンの方々にとっては貴重な疑似体験になるのではないかと。