2015年10月21日 06:00
ルフトハンザ、グループ内3社を経営統合 - LCCもユーロウイングスに一本化
ルフトハンザ ドイツ航空は10月20日、都内で日本支社長の交代とともに、今後の経営戦略について発表。2016年1月1日にルフトハンザグループ内のフルサービス航空会社3社を経営統合するほか、同グループのLCC(ローコスト航空)であるジャーマンウイングスを同じく同グループLCCのユーロウイングスに統合する。
○年間最終利益で5億ユーロ増
今後の経営戦略についてルフトハンザのカール・ウルリッヒ・ガーナートCEOは、座席や機内食、機内ネットワークなどの高品質サービスをどの路線でも提供するという「プレミアムネットワーク」とともに、ユーロウイングスなどのようにコストを抑えることで成功する「ポイント・ツー・ポイント(地点間路線)」を経営の柱とし、特にユーロウイングスはこの2,3年の中で最も注力すべき事業として独立性をさらに強化していくという。
ユーロウイングスは欧州間路線のみならず、11月2日からはタイ(バンコクとプーケット)やドバイ、ドミニカ(プンタカナとプエルトプラタ)、キューバ(バラデロ)に乗り入れるなどの長距離路線も運航する。機材はA330-200で、プレミアムエコノミーとエコノミーの2クラスを設定し、機内Wi-Fiも導入する。