くらし情報『日本郵政グループ3社上場へ、一番人気はかんぽ生命--ゆうちょ銀は成長不透明』

2015年10月27日 11:41

日本郵政グループ3社上場へ、一番人気はかんぽ生命--ゆうちょ銀は成長不透明

に始まり、1990年代、2000年代と続いた政府保有株放出の真打ちといわれてきた。初回売り出し規模は、2兆円を超えた1987年のNTTやNTTドコモ(9437)には及ばないものの、93年の東日本旅客鉄道(9020)や94年の日本たばこ産業(2914)よりははるかに大規模だ。

また、政府放出株では過去に例のない"親子同時上場"という点も注目だ。

親とは「日本郵政」、子とは「ゆうちょ銀行」と「かんぽ生命」のことだ。というわけで、売り出し価格も、まず10月19日に子会社のゆうちょ銀行とかんぽ生命が決まった後に、26日、親会社の日本郵政の売り出し価格が決まるという2段階スキームになっている。

実際、2016年3月期の経常利益を見ても、日本郵政は8600億円を見込んでいるが、そのうち、銀行が4600億円、保険が3500億円と、その大半は2社に依存している。このため、「子」の価値が決まらなければ、「親」の価値が決められないという構造になっているのだ。

先々週、ゆうちょ銀行とかんぽ生命のブックビルディングの結果が発表になったところ、私の周りでも、意外と日本郵政グループに応募している人がいることがわかった。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.