2015年10月28日 20:02
『台風のノルダ』の「スタジオコロリド」が、デジタルのアニメ制作にかける思い (1) アナログ→デジタル作画へ、移行の体験談
などをやらせていただいてます。
栗崎:
私は原画を描くこともありますが、主に動画(原画と原画の間を描く)、動画検査(最終的な動きのチェック)、そしてデジタル制作ワークフローの選定などを行っています。
弊社では、セルシスの「RETAS STUDIO(レタススタジオ)」に収録されているデジタル作画ツール「Stylos(スタイロス)」を中心に制作を行っているのですが、例えば新作を作るときに、今回はどういう構成のファイルで進めようかなど、そういった部分を決めたりしています。また、最近はさまざまなデジタル作画ツールがリリースされているので、それらについて、商業アニメーションのワークフローに組み込むことができるかを見たりしています。
――お二人はいつごろからデジタル作画に取り組まれているのでしょうか?
栗崎:
約3年ほど他の会社で動画を描いてまして、そのときはアナログ制作でした。コロリドに入って最初に参加した作品が『陽なたのアオシグレ』で、最初は手書きで動画をやっていたんですけれど、後半に激しいアクションシーンがあり、そこはデジタル作画を主体に作ろうということになり、デジタルに移行しました。