くらし情報『『台風のノルダ』の「スタジオコロリド」が、デジタルのアニメ制作にかける思い (3) 台風のノルダで見せた表現の裏側』

2015年10月30日 22:05

『台風のノルダ』の「スタジオコロリド」が、デジタルのアニメ制作にかける思い (3) 台風のノルダで見せた表現の裏側

新井:
今挙げていただいた冒頭のシーンは、まさに一番はじめにCLIP STUDIOでキャラクターデザインの方に描いてもらったカットですね。

あの場面のレイアウトをお見せすると、いろんな方に驚かれます。本当にデジタルで描いたのかと。それくらいいわゆる手描きの質感を出せた1枚で、CLIP STUDIOでのレイアウト制作を紹介する際の定番の作例になりつつあります。あの絵がきっかけで、原画の方たちがCLIP STUDIOを触るようになったりもしました。

また、この作品は学校が舞台で、建物を描くことが多くあったので、CLIP STUDIOのパース定規が大変便利でした。窓のサッシはパース定規で引くことができて、これはもう手描きには戻れないと言っていた人もいましたね。――多くの場合、アニメ作品は晴れているシーンが基本だと思うのですが、本作は「台風」とタイトルにある通り、雨風ですとか光と影が効果的に描かれる場面が多くありました。
作画の労力はいかばかりかと感じるのですが、どのように実現されたのでしょうか?

栗崎:
ノルダに関しては、おっしゃる通り、アニメで表現すると"えらいことになる"要素をふんだんに入れています。

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