2015年11月5日 17:16
25歳のあなたへ。これからの貯"金"講座 (22) 日本郵政株の「IPOパーティ」が開宴 - 今からでも参加は遅くない?
今回の決算発表でも、ザッカ―バーグCEOは、フェイスブックの動画プラットフォームが、今や1日80億回の閲覧数を記録していることを強調している。更に、今後の目玉はAI(人口知能)機能。目が不自由なユーザーでも、アップロードされた画像を「閲覧」できる、質疑応答会話機能を開発している。
○フェイスブックと郵政上場の共通項
翻って、今回の郵政上場は先端企業フェイスブックの対極にある巨大国営企業の民営化だ。しかし、郵便局という庶民層に深く浸透しているネットワークが発行する株式ということで、これまで投資とは無縁だった人たちが興味を持ったという点では共通項がある。更に、今後は持続的に収益を成長させるための事業展開が、株価の決め手になることも同じだ。
いっぽう、上場時の景色は全く異なる。
郵政上場は絶好調の滑り出しを見せた。
しかし、フェイスブック上場は、過去最大級のIPO売買高に、取引所のシステムがパンクして、顧客からは「売買の注文がとれない」などの苦情が殺到するほどの混乱となった。IPO引き受け会社主幹事モルガン・スタンレー・スミス・バーニー社が、公開価格を死守するため、初日大引け間際の投資家からの売り注文を「全買い」