2015年11月7日 10:00
『デスノート』妹役で脚光、女優・藤原令子の運命を変えた初主演 - 今こそ両親に伝えたい「結婚してくれてありがとう」
――完成披露となる10月の舞台あいさつでは、あまり初主演の実感がなかったとおっしゃっていましたね。
今回のお話をいただいたのが、撮影に入る1週間前ぐらいでした。マネージャーさんから電話で「今週末に広島に行ってもらうから。しかも主演」と言われて、「えっ! 今週末? 広島? しかも主演!?」とビックリが重なりすぎて(笑)。それをあまりにもサラッと言われたので、うまく反応できませんでした。
――ここまで急なことはなかったんですか。
撮影前日に連絡をいただいたことなどはありましたが……初主演映画のお話をまさか1週間前にいただくことになるなんて(笑)。みっちり台本を読ませていただいて、監督とたくさんお話をさせていただいて……初主演の事前準備はそんなことをなんとなく想像していたんですが、現実は全く違いました(笑)。
――舞台となる映画館「シネフク大黒座」が取り壊される日程も決まっていたので、仕方のない事情でもありますね。時川英之監督とは現場で会われたのですか?
広島に到着して、衣装合わせのタイミングで監督とお話させていただきました。監督とは役のことを中心にお話して、私は役のイメージそのままみたいだったので、「素のままで、登場人物のセリフを聞いて、感じながら演じてみてください」