くらし情報『10周年を迎えたレノボ・ジャパン、ICTを超えた「共創」を目指す - ThinkPadが歩んだ歴史を振り返る』

2015年11月12日 18:25

10周年を迎えたレノボ・ジャパン、ICTを超えた「共創」を目指す - ThinkPadが歩んだ歴史を振り返る

という指摘を受けた。このことから機種間で整合性が取れていないことを認識し、シリーズや操作方法などを統一したそうだ。

この時代は、ITバブル以降の不況の時期とも重なり、ユーザーからは低価格の製品を求める声が上がっていた。しかし、IntelのMobile PentiumシリーズにTDP 8Wや16W、24Wモデルが登場して冷却機構が大型化。ノートPCの設計が難しくなるなど、厳しい時代だったと振り返った。

2005~2009年の第3世代はイノベーションの時代だったという。2005年に日本IBMのPC事業はレノボへ移籍、会社として大きく変化した時代だ。どのようにPCが壊れるかを検証するために「堅牢性試験ラボ」を設立。
実際に米国の大学へ赴き、学生がどのようにPCを扱っているかを研究したそうだ。その他、冷却性能やワイヤレス性能が向上するなど操作性の向上に努めた。

2010年からの第4世代では、第3世代での努力が実を結び、ThinkPad製品の優位性が高まった。中小企業向けの機種を取り揃えるなどユーザー層も拡大。IBM時代の12年間では2500万台の出荷数だったのに対し、レノボになってからの9年間で7500万台を出荷するなど、着実な発展を遂げた。

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