ET 2015 - 三菱電機エンジニアリングブースに出力1kW効率95%の高周波電源が登場
2015年11月18日から20日まで、パシフィコ横浜で組み込みシステム技術展「Embedded Technology 2015(ET 2015)」が開催されている。本稿では、「出力1kW 効率95%の6.78MHz高周波電源技術 」によってET/IoT Technology アワードを受賞した三菱電機エンジニアリングのブース内容をご紹介する。
○ET/IoTアワードを受賞したワイヤレス給電向け電源技術
同社のブースはワイヤレス給電技術がメインとなっており、中でも参考出展されている「出力1kW 効率95%の6.78MHz高周波電源技術」が目玉だ。これは独自の電力合成技術によって、大出力(1kW)かつ高周波(6.78MHz)の電源を手のひらサイズで実現したもので、95%という高変換効率が特徴。
現在は掃除機や電子レンジ向けの技術だが、今後出力を向上させていくことで、自動車でも活用できるとする。家電製品から電気自動車まで幅広い分野でのワイヤレス給電に向けた電源技術であり、今後の市場トレンドにマッチするとともに市場へのインパクトが大きいと評価され、ET/IoT Technology アワードを受賞した。