くらし情報『新型ノロウイルス、大流行の可能性 - 今年のノロとインフルの傾向と対処法』

2015年11月20日 07:00

新型ノロウイルス、大流行の可能性 - 今年のノロとインフルの傾向と対処法

同セミナーに講師として登壇した首都大学東京の矢野一好 客員教授は「今まで流行したことがないため、ヒトに免疫がないので大流行になるのではと危惧されている」と説明する。ただ、変異をしていても症状や感染経路に変化はないと考えられているため、従来と同じ予防法で対策できるだろうとされている。

一方のインフルエンザもこれからが流行の季節だ。矢野客員教授によれば、今年はH1型やB型など、例年になくさまざまなタイプのウイルスが検出されており、どのウイルスが流行するかわからない状況だという。しかし、検出されているウイルスに関しては今年のワクチン株に含まれているため、予防接種を受ければ安心できそうだ。

ノロウイルスとインフルエンザともに感染拡大の予防策はほぼ共通しており、手洗い・うがい・マスクの装着・嘔吐物の処理など基本的な対策を怠らないことが重要となる。

○感染したら脱水に注意 - 水分だけでなく電解質も摂取を

とはいえ、いくら予防を徹底していても、感染してしまうことはある。インフルエンザの場合、タミフルなどの抗インフルエンザ薬があるが、ノロウイルスなどの胃腸炎ウイルスは対症療法が基本となる。
そのため、発熱や咳、嘔吐などによってウイルスを体から排除する期間をどのように過ごすのかが重要となるが、なかでも注意しなければならないのは脱水の予防だ。

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