くらし情報『「ヒト内因性レトロウィルス」ががんの転移で重要な働きをする - 慶応大』

2014年3月5日 09:30

「ヒト内因性レトロウィルス」ががんの転移で重要な働きをする - 慶応大

「ヒト内因性レトロウィルス」ががんの転移で重要な働きをする - 慶応大
慶應義塾大学(慶応大)は3月3日、「ヒト内因性レトロウィルス(HERV)」の1種「HERV-H」が、がんの転移において重要な役割を果たしていることを明らかにしたと発表した。

成果は、慶応大医学部 先端医科学研究所 細胞情報研究部門の工藤千恵講師、同・河上裕 教授らの研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、3月3日付けで米がん学会誌「Cancer Research」オンライン速報版に掲載された。

HERVとは、かつて進化の過程でDNAに入り込んで以来、遺伝的に受け継がれている遺伝子で、全ヒトゲノムの約1%を構成し、HERV-Hのほかにも、「同K」、「同W」、「同F」など数10種類が同定されている。その一部は、「悪性黒色腫」、乳がん、前立腺がんなどのさまざまながんで発現が増強されていることが知られているが、通常は不活性化状態にあるHERVがなぜがん細胞で再発現するのか、その意義についてはわかっていなかった。そこで研究チームは今回、腫瘍生物学的・免疫学的な観点から、がん細胞におけるHERVの機能的役割に着目し、研究を進めたのである。

今回の研究では、「クラスIファミリー」の1つであるHERV-Hについて、がん病態における発現意義の検討が行われた。

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