2015年12月28日 20:02
新・OS X ハッキング! (149) さようならiTunes ~MPDのススメ その1~
多数のライブラリ/コーデックに依存することを考えると、自力でのコンパイルには相当な労力を必要とするため、Homebrewの選択が現実的だ。バイナリは/usr/loca/bin以下にインストールされるため、System Integrity Protection(rootlessモード)が有効なEl Capitanでも支障なく利用できる。
Homebrewのインストール
$ ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
Homebrewはrootlessモードでも影響ないディレクトリ(/usr/local以下)にインストールされる
Homebrewを導入してしまえば、あとはかんたん。MPDのダウンロードとインストールはコマンドライン1行で完了、ライブラリなど動作に必要な(依存関係にある)プログラムも芋づる式にダウンロードされ、設定ファイルの用意を待つばかりとなる。
MPDのインストール
$ brew install mpd
Password: ←管理者のパスワードを入力
MPDの初期設定
$ mkdir ~/.mpd && cd $_
$ touch mpd.db mpd.log mpd.pid mpdstate
$ mkdir playlists
次に、適当なテキストエディタにリスト1をコピーし、「mpd.conf」