劇場版『ガルパン』興収9億円超え、杉山Pが明かす入魂の戦車シーンとは!?
何度も見てくれている方に加えて、最近は新規のお客さんも増えている」と喜びを語った。
ディテールまで精密に再現された兵器と迫力の戦闘シーンが話題となっている本作。当日読み上げられた、制作を担当したアクタスの丸山俊平氏の解説によると、「とにかく大変だったのが最終決戦の遊園地の中央広場です。中央広場の概要を作って、遊具や周辺の設定を一つ一つ作り、それらを全てモデリングしながら貼りこみの美術テクスチャーを作り、バランスを見ながら配置していきました。その上であのモーションを付けているので、とにかく膨大な手間暇がかかっています」と力作ぶりがうかがえる。さらに、「ワンカットで大変だったのが、空撮からみほに至る大洗チーム前進のカット。あれは直前にマチルダII歩兵戦車が2両いることが判明し、ギリギリで修正が間に合ったカットです」と裏話も披露された。
同シーンについて杉山プロデューサーから「1回のモーション付けで動かせるのが5・6両で、この場面は8セクションほどに分けて合成している。
草原で草までモデリングしてみほまでカメラが寄っていくため、レンダリングだけで数日、完成までに30~40日がかかっています」