くらし情報『東京都など首都圏でも患者続出 - おたふくかぜが全国的な流行の兆し』

2016年1月20日 19:22

東京都など首都圏でも患者続出 - おたふくかぜが全国的な流行の兆し

東京都など首都圏でも患者続出 - おたふくかぜが全国的な流行の兆し
国立感染症研究所は1月19日、1月4~10日の期間中の感染症発生動向調査を公開した。同調査の結果より、同期間中に約4,000人が各地の医療機関でいわゆる「おたふくかぜ」(流行性耳下腺炎)と診断されたことが判明。直近2カ月間で患者が増加しており、警戒が必要な状況となっている。

ムンプスウイルスによって引き起こされる流行性耳下腺炎は、2~3週間の潜伏期を経て発症。片側あるいは両側の耳下腺がはれ、発熱するという症状が出る。通常は1~2週間で症状が軽くなるとされているが、髄膜炎や髄膜脳炎などを併発するケースもある。成人男性では睾丸(こうがん)炎、成人女子では卵巣炎の合併症がみられることがある。

同研究所によると、近年は3~4年周期で流行がみられるようになっており、患者は4歳以下が5割ほどを占めるという。
感染経路は、せきやくしゃみによる飛沫(ひまつ)感染など。

全国約3,000カ所の定点医療機関から1月4~10日(2016年第1週)の期間中に報告があった患者数は、3,771人。その前の週(1,715人)の倍以上の数値となっているが、直近2カ月間において増加傾向がみられていた。

1医療機関ごとの患者数は、2015年の第46週(11月23~29日)

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