2016年1月23日 11:00
機種変で現役引退のiPhoneもソフトウェアアップデートすべき? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ
外観がいいUIはより高負荷を要求する傾向にありますから、メジャーバージョンアップを機に高い処理性能を求める、言い換えれば「最新ハードウェアのほうが快適に動作する」現象を生み出します。
一方のマイナーバージョンアップは、「メンテナンス」が主目的です。新機能が投入されることもありますが、それはメジャーバージョンアップ時から予定されていた機能が後送りされたものであることが多く、大半は不具合の解消やセキュリティ対策です。最新ハードウェアを要求するような、システムの負荷を大きく変える変更はありません。
メジャーバージョンアップを行うと、旧モデルでは速度低下が気になる可能性があります。iPhoneはシステムを以前のバージョンに戻す処理(ダウングレード)が認められていませんから、バージョンアップしたら動作が"もっさり"で後の祭り、という話はよく耳にするところです。余生を音楽再生やリモコンで過ごす旧型iPhoneをメジャーバージョンアップしたところで、新機能は増えても操作にストレスが生じるようではかえってデメリットになります。現役引退の旧型機はマイナーバージョンアップに止めておいたほうが賢明かもしれません。
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