くらし情報『「ノイタミナ」最新作を手掛けるアニメプロデューサーにきいた、企画の立て方』

2016年1月28日 07:00

「ノイタミナ」最新作を手掛けるアニメプロデューサーにきいた、企画の立て方

もう一つは、監督の伊藤智彦さんはじめ、脚本の岸本卓さん、キャラクターデザインの佐々木啓悟さんなど、才能あるクリエイターの人と一緒に仕事ができるということ。この面白い作品を、このスタッフの方々がアニメーションにしたら絶対面白いものになると思ったんです。

――アニメーションを作る際に、いろいろな方が関わっているんですね

そうですね、オープニングとエンディングにクレジットされている方々と、そこに名前が載っていないけど協力頂いている方々を加えると、ものすごい数の人間が関わって企画が成り立ち、作品が生み出されています。製作委員会だけで10社入っています。アニメーションの作り方は映画と同じで、製作委員会方式が多いんです。各社が得意分野で動いて作品を広められる強みがありますけど、逆に意見が分かれた時に意思決定が遅くなることもあります。でも、この企画は、参画している方々全員が作品に惚れ込んでいるので、議論はぶつけ合いますが、みんなが企画と作品をより良くしたい、という方向性はブレがなく、よい雰囲気で進んでいると思います。

――鈴木さんはこれまでどのような作品に関わってこられたのでしょうか

私は入社してからずっと宣伝部にいたので、自分がプロデューサーとしてメインで関わったのはこの作品が初になります。

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