2016年2月15日 11:09
「ストレスチェック」に「マイナンバー」、重要制度を導入するためのポイントとは?
マイナンバー事務処理ごとに取り出し、終了後は定位置に戻す。
またその事務処理ごとの記録をきちんと取っておく。
これが最も漏洩リスクが少ないやり方でしょう。
また、提出されたマイナンバーが正しいかどうかを確認するために「通知カードのコピーをとっていいのか」という質問が多いのですが、これは国がOKを出しています。ただし、コピーも厳重に管理することが必要です。会社によっては、人事担当部門で確認したのちに、コピーを当人に返却しているところもあります。また、書面で回収できないような大規模企業であれば、ITシステム会社へアウトソーシングという手もあります。マイナンバー法には委託する側に監督責任があると明記されていますので、安全管理措置が適切に記載されている契約書を交わしておきましょう。
――2016年の上半期において、人事担当者はどのような点に注意して業務を進めるべきでしょうか?
当面はストレスチェックとマイナンバーが主な取り組み課題になりますので、この二つを粛々と進めていきましょう。また、労働基準法や雇用保険法など、大きな制度改正の動きもありますから、こちらについても情報のアンテナを立てておくことが重要です。
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