2016年2月16日 12:00
兼業まんがクリエイター・カレー沢薫の日常と退廃 (50) 兼業漫画家が語る「健康法」と「クソゲー」
今回のテーマは「兼業漫画家の体調管理」である。風邪などの疾病などに見舞われないためにしている食生活、生活習慣などの工夫について講釈を垂れろ、ということらしい。
しかし、結論から言うと何もしていない。特に食生活など、依然として主食はペペロンチーノなので、ムチャクチャとしか言いようがない。
○人生というクソゲーをやり抜くために
じゃあ不健康なんじゃないか?と言われると、もちろん不健康だし、早死にするだろう。さらには突然死も十分あり得る。そして私の急逝の報がツイッターなどで23リツイートぐらいされ、ブラックサンダーを主食とする作家が「やっぱ健康に気をつけなきゃダメだよね」と感化されて主食をわさビーフに変える(芋+わさび=サラダの感覚)ぐらいで、すぐ忘れられるだろう。
つまりこのお題は、童貞に女体の神秘について語ってくれと言っているようなものなのだ。
とはいえ、そう簡単に体調を崩していては、仕事が出来ず、今度はご飯が食べられないという理由で人生が終わってしまう。
そのため、健康に気を付け、一番健康を害す原因である仕事をするという、自分にホイミをかけながらイオナズンを落とすようなことをしながら、毎日ご飯を食べているわけだが、毎日頑張ってご飯を食べ続けた結果どうなるかというと、今度は寿命などで死ぬ。