2016年3月1日 08:30
サイボウズ、創業以来初の"赤字" - 「ちゃんと赤字になった」と余裕の青野社長
が挙げられた。同サービスは、プログラミングすることなく、業務に必要なアプリがつくれるクラウドサービスとなっている。これにより、従来のシステム開発工程で必要とされてきた、仕様書作成やハード・ソフトの手配などを省いて、すぐ開発に着手できるものとなっている。
このkintoneで、青野氏が「仕掛けたいこと」としたのが、「日本の多重下請け構造の変革」だ。
従来、システムを開発する際は、大手SIerが受注し、下請け企業に仕事が流されてきた。これにより、下請け企業は費用や環境などが厳しい状況で、仕事が続けられてきた。
「これはまさに日本のIT業界の大きな問題。しかし、皆問題だと思っているのに、誰も解決できずにきた。
これをわれわれは技術で解決したい。これまでプロセスをふまないとつくれなかったようなものを、お客さんと話しながらつくって、すぐ使ってもらい、気に入らなければ直していく、これをぐるぐるまわしていくプロセスに変えていけたら、多重下請けがなくなる時代をつくれるのではないだろうか」(青野氏)
そのほかにも、kintoneを活用して、「クラウド&IoT時代への社会変革」「日本発グローバル・ソフトウェア企業」